職場選びもスキルアップには重要!

患者に対して適切な看護を行うためには、日ごろから看護のスキルをアップさせる努力が必要です。特に、急性期病棟や集中治療室などで重病の患者を担当する場合には、些細なミスが大きな医療事故に繋がることもあります。そのため、こうしたリスクを防ぐためには、積極的に研修を受けたり、自主的に勉強会に参加したりして、苦手な業務の訓練をすることが大切です。また、将来を見据えて就職先を選ぶことも重要なので、医療従事者向けの就職相談会や職場見学会などに参加をして、看護師の教育体制や研修体制、スキルアップ支援などをリサーチすることも重要です。

新人看護師のフォローに力を入れている医療機関の中には、安心してスキルアップを果たせるように、入職後半年から1年ほどの期間は先輩看護師が教育係についてくれるところも少なくありません。スキルアップに必要な年月は診療科目によって違いがあるため、就職活動を通じて内科や外科をはじめとした、様々な診療科目についても調べておくといいでしょう。

なお、20代や30代の若手看護師は、自分に向いている診療科目を見つけるために、人事異動や転職などを通して、少しでも興味がある診療科目の仕事にチャレンジをすることも有効です。そのほか、職場内で昇進をしたり、転職後に好条件で働きたい人は、医療現場で重宝されている認定看護師をはじめとした、様々な医療従事者向けの資格にも注目してみましょう。資格はスキルを磨いたり、実力を証明するために有益なので、取得しておくと活躍の幅も広がるはずです。