資格取得は、看護師のスキルアップには最適だとよく言われていますが、資格とスキルが直接関連していることが理解できない人もいるでしょう。資格があってもそのスキルや知識を現場で活かせない人もいるのは確かです。しかし、その一方で、資格を取得したからこそ現場で力を発揮できるようになった人が多いのも事実です。このような違いが生じる背景には、個人の考え方や仕事への取り組み方が影響していますが、取得した資格の違いに起因していることもあります。
なぜなら、資格の種類によっては、座学によって知識を身につけておけば取得できるものもあるからです。しかし、知識だけでなく、実用的な技術を体得できる資格なら、現場で十分に専門スキルを発揮できるでしょう。看護師の資格はまさにその典型だといえます。ですから、この違いをよく理解したうえで、スキルアップのためには取得すべき資格を検討することが重要です。
そして、民間の資格を取得する場合は、取得までの流れを必ず確認するようにしましょう。国家資格と違って民間の資格は、資格取得までの流れが資格の種類によって異なるからです。また、受講のための費用も大きな差があるので、闇雲に取得するのはあまり感心しません。自分がなりたい看護師像をイメージして、それに近づくために必要な専門スキルはどんなものなのかを具体的にリサーチしてから、取得する資格を絞るべきでしょう。ただの資格コレクターにならないためにも、取得するべき資格をよく吟味してください。